しみ
しみをつくる引き金になるのは、なんといってもまず、日光(紫外線)です。
これは、日差しの強くなる夏にしみの色がやや濃くなり、日差しの弱くなる冬に色がやや薄くなる傾向があることからも明らかです。
日光を浴びると、紫外線を真皮に届かせないようにするために、表皮の一番下の基底部にある色素細胞が、メラニン色素をたくさん作り出します。
そして新陳代謝のリズムが順調な正常な肌では、メラニンは表皮細胞とともに皮膚の表面に押し上げられます。
ところが、日焼けした肌は、新陳代謝のリズムが乱れて、メラニン色素がいつまでも肌に残り、皮膚内部に沈着します。
これがしみのもとになるわけです。
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日光を浴びると色素細胞がメラニン色素をたくさん作ります。
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新陳代謝のリズムが順調な正常な肌では、メラニンは皮膚の表面に押し上げられます。
![しみ](../_assets/images/spot/stain03.jpg)
日焼けした肌は、新陳代謝のリズムが乱れて、メラニン色素がいつまでも肌に残り、皮膚内部に沈着します。沈着したメラニン色素は、紫外線を吸収してさらに黒くなります。
![しみ](../_assets/images/spot/stain04.jpg)
他にもホルモンバランスの乱れ、ストレス過労、不規則な生活、偏食、肌への刺激などにより、新陳代謝のリズムが乱れたり、色素細胞が刺激されるなどで、色素沈着(しみ)の原因となります。