ほくろ取りレーザー
レーザー光エネルギーを利用して組織を切開、蒸散、凝固する手術方法です。
ほくろ、イボなどを取るレーザーです。
炭酸ガスレーザー
- 1.術中、術後の痛みを軽減
- 2.術後の腫(はれ)を減少
- 3.出血が少ない
- 4.迅速にきれいに治癒
ほくろとは
皮膚の一部に色素をつくるメラニン色素を含む細胞=メラノサイトから生じます。
ほくろの大きさは、小さい点程度から直径約数cmまであります。
表面は平らなもの、盛り上がったもの、なめらかなもの、ザラザラしていぼのようなものなどさまざまで、毛が生えていることもあります。
色はたいてい濃い茶色か黒ですが、中には皮膚と同色や黄色みを帯びた茶色のものもあります。最初は赤く、やがて色が濃くなる場合もあります。
多くの人には必ずほくろがあります。たくさんある人も珍しくありません。
ほくろは、多くの人では小児期から思春期にかけて増えてきますが、中には一生増え続ける人もいます。
女性の場合、ホルモン量の変化に対応して変化します。
妊娠中はほくろができる、大きくなる、色が濃くなるなどの変化がみられます。
一度できたほくろは自然には消えません。
皮膚の色が薄い人では、主に日光にさらされる部分にできます。
メラノサイトが一層に並んでいる:狭義の黒子(こくし、lentigo)メラノサイトが重層したもの(表皮が盛り上がって見える):色素性母斑(pigmented nevus)あるいは母斑細胞性母斑(nevus cell nevus/nevocellular nevus)
日本語では古く「ははくそ(母糞)」と呼ばれていました。
「母胎内でついた母親の糞」の意です。
通説では鎌倉時代初期に色名の「くろ(黒)」と混じり「ははくろ(母黒)」という語が生じ、ハワクロ→ハウクロ→ホウクロという音韻変化を経て室町時代末期にホクロになったと言われています。
ほくろの原因
紫外線
ほくろの細胞が増える原因は、主に紫外線にあります。
メラニン色素(メラノサイト)は、必要以上の量の紫外線から、人間の細胞が傷つくのを防ぐためのものです。
日焼けの仕組は紫外線が当たると細胞が活性化し、紫外線を吸収するためメラニン色素を作り出します。
通常、細胞の働きはここまでですが、細胞が活性しすぎたり、メラニン形成細胞自体が傷ついてしまって誤作動を起こすと、日焼け程度では済まずに細胞自体や色素が増えすぎています。
外部刺激
紫外線のほかに、皮膚がひんぱんに擦れたり、圧迫されたりしても細胞が傷つくことがあります。
下着や靴の摩擦、仕事で体の同じ部分に熱や重量がかかるなどの刺激が続き、そこのメラニン形成細胞が誤作動を起こすとほくろができます。