IPL(光治療)
IPLとは
IPL(Intense Pulsed Light)という複数の波長の光を肌に照射するのですが、この光は、メラニン色素やヘモグロビンにダメージを与えると同時に、コラーゲンの再生・増正を促します。
しみ、そばかすをはじめ、肌の赤み、小じわやたるみ、毛穴の開き、にきび・にきび跡など、顔全体の若返り効果があります。
照射時にパチパチとした軽い痛みがありますが、すぐに治ります。
施術は約20分ほどで済み、施術後すぐに洗顔やお化粧ができるのも特長です。
多くの場合、3回以上受けると効果が見えてくる言われています。
個人差がありますが、よりよい効果を得るためには肌サイクルを考えると通常3週間に1度、5回以上受けられることをお勧めします。
メラニン色素に光が反応した場合、一時的にしみが濃くなってかさぶた状になる場合がありますが数日後には自然にはがれ落ちて以前よりも色が薄くなりお肌にハリとみずみずしい潤いが戻ってきます。
ただし、しみは紫外線によって再発する恐れがあるため、外出時は日焼け止めを使用するなどUVケアを十分に行って下さい。
なぜ光で治療できるの?
IPLの光が、肌トラブルの原因となるターゲット(メラニンや毛細血管など)に当たると、光のエネルギーが熱に変わり、ターゲットにダメージを与えます。
IPLの光はターゲットのみに反応するため、素肌を傷つけることなく、トラブル部分のみにダメージを与えることができます。
ですから、お肌への負担がほとんどありません。
また、この作用によりコラーゲンなどお肌に有効な成分を作り出す繊維芽細胞の働きが活性化され、内側から自然に美しい肌がつくりあげられるのです。
レーザー治療との違い
光の刺激で肌トラブルを改善するというと、レーザー治療を連想される方もいらっしゃいますが、IPLの光はレーザーとはまったく違います。
まるでカメラのフラッシュのようなやさしい光ですから、IPLは痛みもほとんどないマイルドなやさしい治療なのです。
レーザー治療 | IPL | |
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一度の施術で | 治療したい肌トラブルによって機械を使い分ける必要がります。 | 「シミ・ソバカス・赤ら顔・小じわ・毛穴の開き」など全く異なる症状に同時に効果を発揮します。 |
施術できる部分 | 気になる点にピンポイントで光を照射するのが一般的です。 | 顔全体の施術が一度に行えます。 |
施術後 | レーザーをあてた部分にかさぶたや色素沈着がおこり、施術後、1週間~10日程は肌色の目立たないテープを貼って過ごさなければなりません。 | 施術時間も短く、肌へのダメージもほとんどないので、終わってすぐに洗顔やメイクができます。 |
IPLの特徴
●No Down Time(Down Time = 施術後、回復するまでの時間)
・ガーゼなどを張る必要がない
・施術後すぐに洗顔・メイクが可能である
●施術の時間が短く痛みも少ない(ランチタイムでも可能)
●麻酔の必要がない
→ストレスフリーなので、忙しい現代女性のニーズに応えられる。
IPLによるPhotorejuvenationの特徴
- Non-Ablative Method(皮膚を剥離しない治療)
- Non-Invasive Method(非侵襲的な治療)
- No / Minimal Downtime(回復に要する時間が不要)
→顔面皮膚全体の光老化などの諸症状を改善させる。
【適応】色素沈着、小じわ、毛細血管拡張症、赤ら顔、ざ瘡後の色素沈着、軽度のざ瘡後瘢痕
IPLの適応となる症状
- しみ
- しわ
- 毛穴
- 赤ら顔
- そばかす
- にきび
- たるみ
- 肝班(かんぱん)
IPLの流れ
- 洗顔
- 冷却ジェルを塗布しながら施術(15分~20分)
- 洗顔
- 冷却(冷やす)
※治療時間は平均30分程度です。
IPLのアフターケア
日焼けを避けて下さい(特に紫外線に注意が必要です)。
IPLができない方
- 妊娠中の方
- 皮膚炎、ヘルペスなどの症状が治療する部位にある方
- 最近治療部位の手術を受けられた方(最近3ヶ月程度)
- ケロイド体質の方
- 免疫状態の低下している方
- 紫外線対策が充分に出来ない方
- 基礎疾患のある方はご相談下さい